診療内容

一般歯科 小児・矯正歯科 インプラント 審美歯科 口腔外科 訪問歯科

小児・矯正歯科

あなたのお子さんの“見守り隊”でありたい・・・
私達が考える「小児歯科」の基本姿勢です。

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「乳歯はどうせ抜けるのだから、永久歯になってから歯科へ通い始めても遅くないのでは・・・」

そんなお母さんの声を耳にすることがあります。
確かに、最終的に抜けるのが分かっている乳歯をわざわざ治療するのは無駄な行為に思われるかもしれません。
また、乳歯に多くのむし歯があったとしても永久歯を守っていくことは可能です。

しかし、むし歯になってしまうにはそれなりの理由があります。
その原因の多くが日常生活に起因しています。つまり、どんな食事を与えるか、日常生活でどれだけ自然に予防を行うことが出来るか、乳歯のうちから正しい習慣を知り、少しでも身につけることが重要となるのです。

日本小児歯科学会が2007~8年に、7つの歯科大学で先天欠如について調査しました。先天欠如とは生まれつき永久歯がそろわないこと、足りないことです。12都道府県の7歳以上の子ども約15000人を調査した結果、約10.1%の頻度であることがわかったそうです(男子で9.1%、女子では11.0%)。若干最近生まれた子供の方がやや多いとされております。

永久歯が1、2本少ないことは割によくみられますが、乳歯の先天欠如は稀です。永久歯の欠損がある場合、早期に分かれば抜けずに残る乳歯の状態や他の歯の状況などを含めて、今後の治療の方法を選択して決めて行く時期が来ます。保護者、本人の希望もあると思いますが、生まれつきない歯以外にむし歯や外傷などの問題が出てしまうと、将来選べるはずの選択枝が狭まる可能性もあります(例えば矯正治療、成人であればインプラントといったものもあります。時期やメリットデメリットをよく考えてすることが大切)。まず早期発見できれば、定期検診で今後のお子さんの発育、変化を見守っていく事をおすすめします。その結果治療の選択枝が広がってくるのです。

更に、最近の研究でお口の健康と全身の病との関係が明らかになってきました。
例えば、お口の菌の数を減らすことでインフルエンザの感染リスクが1/10まで減少した、という報告もあります。(2003年 東京歯科大学)

つまり、お口は栄養補給の“命の入口”としての役割であると同時に、“病の入口”でもあると言えるでしょう。ましてや発育段階のお子様だからこそ、お口のケアが不可欠なのです。

完璧よりも、最善を尽くすこと

子育てに100%の正解が無いように、むし歯予防にも100%完璧はありません。
「甘い物を与えないようにしましょう」と口で言うのは簡単ですが、実のところ私達も親として子供に甘い物を与えていますし、子供に対して常に完璧なブラッシングが指導できている訳でもありません。

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大切なのは、子供のお口に関心を持つこと。
そして完璧を求めるよりも“継続できる最善”を無理なく取り入れること。

私の歯科医院でも、患者さんにお口の健康について丁寧に説明していたスタッフでも、その家族にむし歯を作ってしまいました。お口のなかの健康を見守り続けるということは、いかに大変かということがよくわかります。自分で健康であるかどうかを見極めるのではなく、専門的に見守られているということが大切であると考えています。

当医院では、お母さんが無理をすることなくお子さんのお口の健康、そして歯並びを守るためのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

こういった例をみても、残念ながら保護者の方が全てを家族のために完璧にできるということは難しいと考えています。
健康を維持すること、見守っていくために、当院では以下の様なことをすることが必要であると考えています。

はしもと歯科医院の小児歯科の取組

1.フッ素塗布
2.ブラッシング指導
3.むし歯の早期発見
4.むし歯をそのままにしておくこと
5.シーラント

1.フッ素塗布について

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フッ素は自然界に広く存在する元素のうちのひとつです。自然水には必ず含まれます。

私たちが日々の食事を摂ることによって体に摂取されている必須栄養素です。歯を強くする(丈夫にする)ことから、世界各国でむし歯予防に利用されています。その安全性は過去の歴史から既に保証されており、現在は多くの国、地域においてムシ歯予防のための水道水のフッ素化がおこなわれています。当医院では幼い時期に初期むし歯などが発見されるなどした場合など、フッ素を利用していく場合があります。その方法としては
・フッ素洗口
・フッ素入り歯みがき剤の使用
・歯科医院でのフッ素塗布
などがあります。

 

 

2.ブラッシング指導

お子様にあった正しい磨き方をお教えすることから始めます。
きちんとしたブラッシングを続けることから、子供たちが成長して行くにつれて自分できちんと磨くことができるようになってもらいたいと思います。歯並びや新たに出てくる歯についての知識を持って頂くことが大切ではないでしょうか。

 

 

3.むし歯の早期発見

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歯の表面にできた歯垢の中にムシ歯の原因となるばい菌であるミュ-タンス菌やラクトバチラス菌がいます。これらばい菌は食べ物の中に含まれる炭水化物や糖を利用して、歯を溶かす酸を出します。
この酸によって歯からカルシウムなどの成分が溶け出します。
この働きを脱灰といい、通常はむし歯菌の出す酸で歯が溶けても唾液で自然治癒しています(再石灰化)。
しかし脱灰し続けることになると、歯の構造が崩壊し、歯に穴が開いてしまいます。
これがいわゆるムシ歯です。
何かを食べるとその都度、脱灰と再石灰化がおきています。
このむし歯ができないことが望ましいですが、非常に初期のむし歯であれば適切な対応により殆ど進行しないことがよくみられます。
歯科医院で行うのことは専門的にその変化をよく観察することであります。
進行する場合はそれに対する対応(間食の回数などの考慮や治療する(穴になった場合は人工物で詰める、唾液が通りやすい状態にする)、フッ素塗布など)が必要です。

 

 

4.むし歯をそのままにしておくこと

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乳歯はむし歯でも痛みがないならば、いずれ永久歯にはえかわるのだからそのままにするというお考えをお持ちになる保護者の方がおられると思います。
むし歯を放置することによって後で出てくる永久歯に問題が生ずることが考えられます。
よく噛むということができないと顎の発育の問題や食欲不振になるなど成長に問題が生ずることが考えられます。
笑うときに八重歯が引っかかって笑えない子供さんが(成人でも)いますし、前歯がむし歯で黒かったりすることを気にしている子供もいます。
このような問題をつくってしまったり、またそうならないように守っていくことはむし歯を治療するのみでなく、なぜそうなってしまったのかその原因をよく知ることにが大切であると考えています。新たなむし歯を作らないことと正しい咬み合わせになるように見守り育てていくことが大切です。
子供の発育段階に応じてお口の状態を見て行くことが大切です。

 

 

5.シーラント

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ブラッシングするだけでは十分にきれいにすることができない歯の咬み合わせの奥まったところに、フッ素を含んだプラスチックで埋める方法です。専用の器具を使って歯の咬み合わせの所を掃除してから、フッ素入りの樹脂でカバーします。

 

 

最後に、、、

「嫌がる子供を無理に連れて行って、先生やスタッフさん、他の患者さんに迷惑をかけてしまうのでは心配・・・」

そんなご心配をされる親御さんもおられますが、ご安心ください。
知らない場所、何をされるかよく分からない状況で、お子さんが不安で泣くのはある意味自然なことです。

私達の医院にも、かつてそのようなお子さんだった患者さんが今でも通っておられます。きっとあなたのお子さんも大丈夫ですよ。

私達は“地域の見守り隊”として、お口の健康に携わりながらあなたのお子さんが成長していく過程を一緒に見守りたいと考えています。

お口は“命の入口”であり、“病の入口”。
あなたがお口に関心をを持つだけで、お子さんの未来が変わります。
ぜひ、一度ご相談にいらしてください。